外灯と朽木

 

外灯採集とは夜間、カブトムシが外灯などの明かりに引き寄せられて、集まったところをねらって捕まえるという方法で、まさに棚からぼた餅的な安易な方法ではあります。

 

広葉樹の山などに沿って走っている道路の外灯などの下に、カブトムシがよく転がっています。24時間営業のコンビニや自動販売機などの明かりにも集まってくることがあります。もちろん蛾やカナブンといった他の昆虫も集まって来ますので、あまり気持ちの良い場所とはい言えませんが。黄色の光よりも青白い光の方が、たくさん寄ってくるようです。

 

明かりの下だけでなく、周囲の壁や電柱などにいることもあるので、注意深く探してみましょう。朽木採集はカブトムシというよりもクワガタの幼虫を採集する目的で行われる方法です。

 

方法は単純で、腐った木をナタなどで割っていき、その中にいるクワガタの幼虫や成虫を捕まえるというものです。カブトムシと同じくクワガタも人気のある昆虫で、特にオオクワガタはマニアの間ではかなりの高額で取引されます。クワガタの幼虫を捕まえて自宅で育て、成虫になったら高額で売りさばく人たちも少なくはありません。

 

彼らにしてみれば、朽木採集が一番手っ取り早い方法なのかも知れませんが、あまり頻繁に行うと当然朽木の数も減っていきます。そうなるとクワガタも産卵場所を失っていくことになり、悪循環を引き起こす可能性があります。